昨日は稽古が休みだったので、家で自主練習。
その内訳は、高校野球観戦です! 高校野球は準々決勝が一番面白いのです。
帝京高校VS佐賀北高校の対戦は3-3のまま、延長戦へ。お互いに幾度となく絶好の
チャンスをつかみ、そして絶体絶命のピンチを迎える。
どちらも、ゆずらない。
少しのミスで試合終了という場面で、ものすごい集中力を発揮する高校生達。
普段通り、基本通りやれば何の問題もない場面で、信じられないミスをしてしまう高
校生達。
こうして、下馬評をくつがえし、試合中にどんどん成長していった佐賀北高校が延長
13回サヨナラで劇的な勝利。お客さん総立ち。挨拶の最中も、校歌斉唱の時も、スタ
ンディングオベーションは鳴りやまず、高揚したグルーヴ感でいっぱい。
そう、そこはまるで魔術的な劇場のよう…
そりゃあ、高校生は下手っぴだよ。プロにやらせれば、簡単にできてしまうだろう。
では私は、高校生に何を見ているのだろう。
今、頑張らなければ、明日はない。試合だけじゃない。この仲間たちと一緒の明日も
ないんだ。
4番バッターでもバントをする。
明らかに疲れてヘトヘトなのに、エースは交代しないで投げ続ける。
一人はみんなのために
みんなは一人のために
決して最後まで諦めず、声を張り上げる。
そして、劇場にいるみんなが、そこにいるであろう野球の神様に最大限の敬意を払っ
ている。
その神聖な空気。
高校野球のお兄さん達が年下となった時、不思議な感慨があったけれど、今は別の感
慨がある。『青春』とも少し違う感慨。
毎年のことだけれど、甲子園は、私にとっての最高の自主練習場だ。
8月20日 森本喜昭