2007年08月06日

荒木沙智子です

私はすばらしい表現者になるよりも
今、たった今目の前にある作品に命を吹き込みたい
 
こんなに寝る間を惜しみ、食事を忘れるほど何かに一生懸命になったことがなく。
一人一人にまだ伝えていない「ありがとう」の重みに沈みそうになり
初日を想像すると震える
普段、実は遠慮がちな私の精一杯のわがままぶりは頼りない。(そうでもないか??)
 
なぜ、わたしがこの作品ににひかれるのか。
 
私には明日があり、目覚めれば母親の作る味噌汁が。
おばあちゃんの黒豆煮を懐かしく思える昨日があり、昨日を思える今日がある。
恋人と不器用に歩く月夜。触れられない睫毛。
この作品に心を注げば注ぐほど、明日があることがたまらなくいとおしい
 
そして、待っているお客さまがいること
親戚は九州から楽しみにやってくる
素朴な人たちの喜ぶ顔を見られるのはそれだけで私は幸せ
共演者のくるちゃんはロスから駆け付ける旦那さまも
今からスケジュールを楽しみにしていることでしょう

よく、戦争も知らないのになぜ平和をテーマに扱うのか。と問われる
むごたらしいとはどんなものか。
実際の体験談はもとよりそれを託した詩や映画や演劇、
絵画を通して思いはかる事ができるのは
今の私だからなんだ
明日のあるわたし
また私たちもその演劇者になりたいと思っている
へただけどそう思っている

たくさんのそれぞれの涙袋を持っていて集まった仲間・・・どんな人にも

私には作品を書くことはできない。唄をうまくうたえない。
美しく舞い人を喜ばせる術はない。
誰よりも強い思いでここにいるつもりだ
こころ一つで勝負する
 
でもそれを表現しなければ舞台にあがれないの
こころよりも、うまく舞台に存在できない葛藤
一人じゃできないからチームなんだ

夜はしる船の目印は天の星々
今、天の星がみえない
どうしたらいい
私にはなにができる?
わからない
どうしたらよいかわからない
無方向のとき、指揮監はどうしたら
私の祈りはここには印せない
posted by 十字軍 at 01:22| 稽古日記